分譲マンションの選び方ガイド

ディスポーザー / 分譲マンション住宅設備

最近の分譲マンションに多いのがディスポーザーというキッチン機器です。これは生ゴミを細かく粉砕してそのまま流すことができる機械です。これがあればわざわざ生ゴミを取り出したり、ゴミ袋に虫がわいたなんてことがなくなります。ある意味「楽する機械」なのですが、ディスポーザーは後付けは絶対にできないので、必要であれば最初から付いた物件を選びましょう。

失敗しない分譲マンションの選び方

ディスポーザーのメリット

ディスポーザーとは、生ゴミなどをなどを排水としてながせる器機です。投入された生ゴミを粉砕して水道の流水で流すもので、通常は台所のシンクに設置します。(普通に水を流す排水部分に機器が設置してある)
要するに生ゴミの処理機となっています。刃で粉砕する形になるので、貝殻や大きい骨などは対応できない場合もあります。(このあたりはディスポーザー機器の処理能力に依存するので、カタログなどを見てください)ゴミの収集日まで生ゴミを保管する必要が無いので、悪臭はもちろん、害虫(コバエやゴキブリなど)の発生を予防することもできます。

 

ディスポーザーの設置はマンションならでは

実はディスポーザーは日本では、ディスポーザーで粉砕した生ゴミをそのまま排水として下水に流してしまうと下水道処理施設に高負荷を掛けてしまうなどの理由から、簡単に設置することはできません。多くの場合設置する場合には浄化槽を設けて、そこで一旦処理を行ってから排水する必要があるのです。

こうした点から、一般の戸建て住宅でディスポーザーを設置するのはやや現実的ではありません(浄化槽が高額なため)。対してマンションの場合は数十~100戸単位で一つの浄化槽を設ければいいので、1戸あたりの負担は大きく軽減されます。
しかし、マンションの場合でも建築後に浄化槽を設置するのは困難なので、最初から設置されている場合を除いての後付けは困難です。そのため、ディスポーザーはどうしても欲しいという場合は最初からディスポーザーが設置してあるマンションを選ぶようにしましょう。

ディスポーザーのメリットとデメリット

ディスポーザー最大のメリットはやはりゴミが出ないということです。夏場など生ゴミをディスポーザーで処理できるというのは主婦にとっては非常にうれしい機能だと思います。
一方のデメリットはというと、故障したときの問題があります。ディスポーザーは通常キッチンの排水口と一緒になってしまうので最悪の場合、修理してもらうまで「水が流れなくなる」というリスクがあります。また、排水として流すため、マンション内の排水管にゴミなどが付着しやすく、配管の痛みがディスポーザーがない場合よりも激しいという点がります。
また、マンションの場合は浄化槽を設置する必要があるため、マンション価格にその分が上乗せされるということ、管理費(修繕費)にその管理費用なども上乗せさせることなどがディスポーザーのデメリットといえるでしょう。