分譲マンションの選び方ガイド

部屋の収納率と収納の種類

マンションの間取りについて大きな関心を集める項目は収納の問題です。収納率として部屋の面積に対してどの程度の収納ががあるのかを示す指標もある。ただし、収納率の計算に明確な規定が無いため各社がそれぞれ独自の計算でやっていることが多いので、比較する場合はこちら側で計算してやる必要がある。また、率だけでなく、場所に応じた適切な収納があることも重要です。

失敗しない分譲マンションの選び方

収納率の計算方法は各社バラバラ

収納率とは、部屋の面積に対する収納スペースの割合です。ただし、ここの問題点は収納率の計算方法自体がバラバラなため、マンションのパンフレットなどにある数字が比較の対象とならないという点が挙げられます。
厳密に計算するのであれば、押入れやクローゼットだけを計算の対象に入れてキッチンや吊り戸棚などは含まないのが一般的です。計算する場合は、しっかりと条件をそろえて比較しましょう。オススメは8%~10%くらいあれば十分だと思います。
中には20%の収納率なんて宣伝文句のマンションもありますが、仮に4000万円の物件なら、押入れの為に800万円もはらうことになります。そこまでの広さは必要ないでしょう。

 

収納率だけでなく、必要な場所に必要なものを収納できるかどうかが重要

さらに大切なのは、収納が必要な場所に必要な広さあるかどうかが大切です。

例えばいくら収納が広くても、洗面所にタオルや下着などを収納できるスペースがなければ意味がありません。布団が必要な和室に、敷布団が収納できるスペースが無いのも問題です。逆に、リビングに巨大な収納があってもただの無駄スペースになる可能性があります。

必要な場所に必要な収納があるかどうかが重要です。

・居室(洋服要れ・クローゼットが必要。和室なら布団がしまえる押入れが必要)
・リビング(生活雑貨がしまえる小さくていので収納があると便利)
・キッチン(食料品がしまえる収納が欲しい。家族が多いならパントリーがあるといい)
・洗面所(タオル・下着などをしまえる収納が必須。お風呂の洗剤なども必要)
・トイレ(トイレットペーパーや掃除用品などが入れておけるスペースが欲しい)
・廊下(家全体で使うようなものを収納するスペースが欲しい。工具・掃除用品など)
・トランクルーム(アウトドア用品、ゴルフバッグ、ベビーカーなどが収納できるもの)

以上でしょうか?大切なのはあるべきところにあるべきものが収納できるとい点です。