分譲マンションの選び方ガイド

資産価値の高いマンションの条件

分譲マンションを購入する際に多く語られることが「資産価値」という言葉です。リセールバリューとも呼ばれることがありますが、要するにマンションという資産価値がどれだけ高いか?時間がたったのちもどれだけ高い価値を維持することができるのか?ということです。ここでは、資産価値の高いマンションの条件などを徹底分析していきます。(ちなみに、資産価値と本当にあなたに合ったマンションというのは必ずしも一致するわけではないという点をご留意下さい)

失敗しない分譲マンションの選び方

マンションの資産価値とは?

マンションの資産価値とは、中古市場における価格や周辺賃貸市場の賃料などから計算していくことができます。資産価値の高いマンションというのは中古市場での高い価値や、仮に賃貸に出した場合の収益性の高さなどがポイントとなってきます。
ここでは、マンションの資産価値についてリセールバリュー(中古市場での価格)や資産としての収益性(キャッシュフロー)などからの資産価値についての考え方、資産価値が高いマンションの要素(条件)や特徴などについて分かりやすく解説していきます。

マンションの資産価値を決める3つの条件

マンションの資産価値を決める要素には大きく「収益性」「希少性」「需要」の三つが大きな条件となります。単に資産価値といった場合でもそれぞれの条件により求められるマンションの機能や条件などは異なります。ここではマンションの資産価値を決める条件についてそれぞれを分かりやすく解説していきます。

収益性とマンションの価値
収益性とはマンションという資産が生み出すキャッシュフローのことを意味します。収益性からマンションの価値を判断する場合には「収益還元法」という方法で価値を判断していきます。マンション購入を投資と見る場合にはかなり重要な要素となります。

希少性とマンションの価値
市場経済では価格は「需要」と「供給」により決められます。その中でも希少性とは「供給量」が少ないという意味です。供給量が需要に対して少ないということはそれだけ価格が高くなりやすいという特徴があります。ただし、単に珍しいというだけではダメで、価格弾力性のある珍しさである必要があります。

需要とマンションの価値
マンションの資産価値の王道ともいえるものが需要の大きさです。多くの人が欲しいと思っているような物件はそれなりの高い価値があります。ただし、住宅(マンション)に対する需要は実は景気に対してかなり敏感です。単なる人気物件についてはバブル時期など総需要が増大すると価格は維持されますが、需要が落ち込んだときの価値は下落するという特徴があります。

 

個別の条件とマンションの資産価値への影響

こちらでは、「立地」「床面積」「マンション管理」「住宅性能表示」などから資産価値の高いマンションを説明していきます。

・立地とマンションの資産価値
立地という条件はマンションの資産価値を決める大きな要素の一つです。ここでは、マンションにおける立地と具体的な資産価値(マンション価値)について分析しています。