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分譲マンションの選び方ガイド

新築マンションと中古マンションの比較

マンションを買うと決めた場合でも新築を買うのか中古を買うのかでの違いがあります。新築の場合はどうしても価格面で割高ですが、設備が最新鋭であったり、また新築ということでの満足感もあったりします。中古の場合は逆にコスト面の安さが魅力といえるでしょう。ここでは、新築・中古のマンションについてそれぞれを分かりやすく比較していきます。

失敗しない分譲マンションの選び方

新築マンションと中古マンション

新築マンションとはその名前の通り、できたばかりの新しいマンションのことを指します。概ね竣工(工事完成)から1年から2年くらいまで、かつ他に誰も入居したことがないマンションを新築マンションと呼びます。(竣工2年くらいたっても未入居の場合、新古マンションと呼ばれることもあります。)
この場合の売り手は、住宅販売会社(マンションディベロッパーより委託を受ける形)となります。

一方で、中古マンションの場合は、誰かが一度でも入居したマンションを購入するという方法です。築年数は関係ありません。売り手は、そのマンションを保有する入居者(区分所有者)から買う形になりますが、通常は不動産会社などが仲介に入ります。

新築マンションを購入するメリット

  1. 新築であるというメリット
    なんといっても新築マンションの場合は当然「新築」であると言うことです。設備もキレイですし、最新の設備となっている点が大きいです。住宅設備に関する技術の進歩は早く、10年くらい前の物件と比較した場合には、かなり設備面での違いがある場合が多いです。また、耐震面などは最近特に進んでいます。
  2. 仲介会社を介さないので手数料分お得
    不動産の中古売買の場合、通常は仲介業者を介しますので、手数料がかかります。目安としては3%なので、例えば物件価格が3000万円のマンションの場合90万円もの手数料がかかることになります。新築の場合、販売会社は仲介手数料を取らないので無料です。

 

中古マンションを購入するメリット

  1. 価格面で強みがある
    中古であるがゆえ価格も新築よりは安くなっています。同じスペース、立地の新築と中古を比較した場合は、手数料などを含めた場合であっても割安である場合がほとんどです。
    ただし、提示される価格はあくまでも「売り手(オーナー)」の意向にそった価格となります。同じマンションで同じ間取りの物件が売りに出たけど価格が全然違うといったようなこともあるので、価格が妥当であるかどうかはしっかりと調査しましょう。
  2. マンションの運営・管理が上手くいっているかを調べることができる
    マンションの管理が上手くいっているのかについてはマンションを実際に見てみれば分かるでしょう。また、管理組合についても不動産業者を通じて確認するとなおGoodです。
    また、既に多くの入居者が住んでいますのでどんな入居者が住んでいるのか?年齢層や家族構成(独身が多い、ファミリー世帯が多いなど)も確認できます。もちろん、自分の家族構成と近い人が住んでいるほど暮らしやすいでしょう。
  3. 物件数が多く内覧も可能
    新築マンションの場合、人気物件だと竣工時点で完売というケースも珍しくありません。そのため、別の場所のモデルルームや図面、サンプルなどを見て購入を決定する必要がある場合もあります。一方で、中古マンションの場合はすでにできている物件を買うので、当然内覧(物件の中を見ること)も可能です。