分譲マンションの選び方ガイド
安心な住宅ローンの借入額とは
住宅ローンを組む前に知っておきたいマンション購入の資金計画について
住宅ローンについて借りることができる金額と、安心して返済できる金額は異なります。安心な住宅ローンを設計するには「リスクに対する許容度を高くする」ことが重要です。ここでは、年収別やリスク許容度別に安心してくめる住宅ローンの限度額、目安額について説明します。
失敗しない分譲マンションの選び方
年収と借りられる住宅ローンの金額と安心な金額
住宅(マンションなど)の販売会社の人は慣れていますので、「借りられる住宅ローン」の額はだいたい知っています。つまり、年収が○円くらいなら総額で×万円くらいの住宅ローンなら組めるだろうって感じです。
でも実際には借りられる住宅ローンの金額と、借りても安心な住宅ローンの金額には実は大きな隔たりがあったりします。
一般的に安心なラインととしてはどの程度でしょうか
- 年収に対して3倍程度
- 月々の返済額が手取り収入の3割未満
以上の2点を満たせればかなり安心度の高い住宅ローン設計であるといえるでしょう。将来収入が確実にアップするということが分かっている場合を除けば、この不安定な時代にはこのくらいの安全さ慎重さをキープしたいところです。
仮に、現在の長期固定金利2.5%で住宅ローンを35年元利金等返済方式で返済する場合、月々の返済額が手取り収入の3割になるような金額を逆算していきます。
借入額 |
月々の返済額 |
必要な手取り収入 |
年収(税込年収) |
1000万円 | 35,749円 | 119,163円 | 142万円(201万円) |
2000万円 | 71,499円 | 238,330円 | 285万円(361万円) |
3000万円 | 107,248円 | 357,493円 | 428万円(600万円) |
4000万円 | 142,998円 | 476,660円 | 571万円(800万円) |
5000万円 | 178,747円 | 594,913円 | 713万円(1000万円) |
おおよその目処としては上記のようになります。仮に3000万円の住宅ローンを組むのであれば、支給額ベースで月50万円くらいは収入がないとちょっと返済プランとしては厳しいということです。