分譲マンションの選び方ガイド

販売坪単価で比較

販売坪単価とは、販売されているマンション物件の占有面積1坪に対する単価です。坪単価が高いほどより単価が高いマンションということになり、安いほどお手ごろな価格のマンションということになります。物件同士の比較はもちろんですが、購入予定のマンションとその周辺マンションとの比較にも役立ちます。

失敗しない分譲マンションの選び方

坪単価とマンションの価値

坪単価とは、分譲マンションの場合、価格を専有面積で割ったものです。詳しい計算などについては「坪単価とは」のページをご参照下さい。

例えば以下のような物件があったとします。

マンションA 価格4000万円(専有面積79.2平米(24坪))
マンションB 価格3800万円(専有面積72.6平米(22坪))

この場合、マンションAの価格>マンションBの価格となっています。しかし、この価格を坪数で割ってみると、

マンションA 坪単価166.66万円
マンションB 坪単価172.72万円

となります。坪数という面積になおして考える事でマンションの面積あたりの価格として比較することができます。この場合はマンションBの方がマンションAよりも面積あたりの価格が高いということになります。

この比較の仕方は以下のような場面で活用できますのでぜひやってみてください。

  1. 同じマンションでの部屋の場所や間取り、階数による比較
    同じマンションであっても、面積あたりの坪単価は随分違うことがあります。もし同じマンションで、大きく値段が違う場合は、普通なんらかの理由があるはずです。例えば、1階違うだけで坪単価が大きく違う場合には、採光面など何か理由があるはずです。
  2. 周辺の中古物件との比較
    坪単価にはもちろん土地の価格も含まれています。大都市の駅近物件と郊外の物件とでは当然土地価格が異なるので、坪単価を比較しても無意味な場合が多いです。そういう場合には、周辺の中古物件の坪単価を調べて見ましょう。築浅の物件と比較してみて坪単価が極端に高い、安いようならその理由を確認しましょう。

ちなみに、坪単価で比較するのはあくまでも「似たような物件」です。専有面積が小さくなるほど、設備等の関係でどうしても坪単価は高くなります。例えば、60平米のマンションと120平米のマンションでは、当然狭い方が坪単価では高くなります(総額ではありません)。なので、こうした坪単価比較をする場合には平米数などもさほど大きく変わりは無い物件同士で比較しましょう。