分譲マンションの選び方ガイド

住宅ローンの基本を知ろう

まずは、住宅ローンというものがどのようなローンになっており、現在世の中で提供されているサービスにはどのようなものがあるのか?ということについて理解していきましょう。ここでは、住宅ローンを借りる上で最低限押さえておきたい基本知識を解説していきます。

失敗しない分譲マンションの選び方

住宅ローンとは何か?

住宅ローンとは、マンション購入資金の一部(または全部)を借り入れて、その資金でマンションなどを購入し借りた資金は後日、毎月少しずつ返済していくというローン(借金)です。

ちなみに、住宅ローンは多くの場合で、最長35年間の返済です。ちょうど25歳代の方がこのローンを組んだ場合、完済するのはなんと60歳です!普通なら定年を迎える年です。それだけ長い間付き合っていくのが住宅ローンなのです。住宅ローンはその返済の方法や金利の決め方などにより、将来的な負担は大きく変わります。
例えば、年間の金利が1%違うだけでも、全体で見れば数百万円も返済額に差がでるということも全然珍しく無いのです。住宅(マンション)選びはもちろん大切ですが、それと同じくらい住宅ローンについてもしっかり検討したいものです。

ちなみ、住宅ローンの何見るのかというと「金利」「返済方法」です。それぞれの組み合わせによって、返済額やリスクなどが大きく違ってくるのです。この組み合わせをどうするのか?を決めた上であとは、住宅ローン会社が提供する金利の安さや手数料の安さなどで比較していけばいいのです。

 

住宅ローンで絶対に押さえておきたい事項一覧

住宅ローンを借りる上で押さえておきたいポイントは以下の点です。

  1. 住宅ローンの金利は「固定金利」と「変動金利」に分類される
    住宅ローン金利は大きく「固定金利」と「変動金利」に分類されます。固定金利とはその名前の通り、返済金利が固定されているもので、逆に変動金利は随時見直されるタイプとなっています。大きくこれは住宅ローンにおける「金利リスク」をどうとらえるかの重要な要素になります。
  2. 銀行(民間)住宅ローンとフラット35の違い
    住宅ローンは大きく、銀行が提供する普通の住宅ローンと、公庫融資の流れを汲む「フラット35」に分類されます。フラット35とは名前の通り、金利がフラット(固定)な住宅ローンで、35年間の長期固定金利での住宅ローンを組むことができるようになっています。ここでは、銀行の住宅ローンとフラット35の違いを中心に説明します。
  3. フラット35の種類と特徴
    フラット35と一口に説明しましたが、フラット35には大きく「フラット35」「フラット35S」「フラット35S(20年引き下げ)」の3つがります。後者ほど求められる技術水準は高いのですが、その分住宅ローン金利などの優遇が大きくなります。ここでは、こうしたフラット35についてより詳しく見ていきます。
  4. 住宅ローンには審査がある
    住宅ローンは借りたい人全てに貸してくれるというわけではありません。ローンを受けるには審査があり、この審査に通過しなければ住宅ローンは利用できません。基本的には、その人の「信用リスク」や「頭金の額」などによって決まってきます。ローンが厳しいところほど、金利が安めになっています。
  5. 住宅ローンで借りられる金額には上限がある
    住宅ローンとして借りることができる金額には上限があります。最大の上限は「物件価格」となっており、購入するマンションの価格以上のローンは組めません。また、契約者(または世帯)の年収・他の借入金の状況により年間に返済できるローン上限額も決まってくるので、これによって総額に上限が生まれます。
  6. 住宅ローン契約には保証人・保証料が必要になる
    住宅ローンを契約するには保証人(連帯保証人)が必要であったり、保証会社と別途契約する必要があり保証料がかかることがあります。ここでは、保証人や保証会社の役割について説明します。
  7. 団体信用生命保険で万が一の場合も遺族への保障になる
    住宅ローン契約をする場合、ほとんどの場合で「団体信用生命保険(団信)」と呼ばれる生命保険への加入が義務付けられています。この団信とは住宅ローンの債務に対する保険で、契約者に万が一のことがあった場合には住宅ローンの債務がゼロになるという保険です。団信に入る事で自分に万が一があった場合にも遺族に家を残すことができます。
  8. 住宅ローン(購入)に必要となる諸費用は意外と多い
    住宅(マンション)を購入するとき必要になるのは何も物件価格(マンション価格)だけではありません。そのほかにも実はたくさんの費用がかかるのです。ここでは、住宅購入・および住宅ローンに必要となる諸費用についてどんな費用がどれくらいかかるのかをまとめていきます。
  9. 繰上返済で早期返済・負担軽減
    住宅ローンを利用する場合には、繰上返済(くりあげへんさい)という方法を使って、ローンを繰り上げて返済していく方法がよく取られます。これは、ローンの総返済額を減らしたり、その後のローン返済額を減らしたりするなどの効果があり、余裕がある多くの家庭で行われています。ここでは、繰上返済の仕組みと負担について説明します。
  10. 他に有利な住宅ローンがあれば借換することもできる
    住宅ローンは最初に契約した銀行とずっと契約を維持し続ける必要はありません。他に有利な条件を出している銀行などがあれば、そちらに乗り換え(借換)することもできるのです。ここでは、住宅ローン借換の仕組みとどんな効果があるのかを分かりやすく説明します。
  11. 住宅ローンを組んでいれば所得税が減税される
    住宅ローン減税という言葉をきいたことがあろうかと思います。住宅ローンのローン返済額に応じて、お仕事などでもらっている給料にかかっている税金(所得税・住民税)などの一部が減税される制度が用意されています。ここで、住宅ローン(受託取得)による各種優遇措置等を解説していきます。
  12. 住宅ローンが返済できなくなったらどうなる?
    あまり考えたくないことですが、一度はごらん頂きリスクとして理解しておいてください。無理な住宅ローンを組んだばっかりに将来ローンが返済できなくなった・・・。ということはいつでも起こりえます。ここで説明することはあって欲しくは無いことですが、もしもの時または、住宅ローンでリスクと取ろうと思ったときに一度ご覧下さい。

【監修】マネーライフハック(https://money-lifehack.com/)
「分譲マンション購入と資金計画」の内容についてはマネー専門サイト「マネーライフハック」のファイナンシャルプランナー監修のもと作成しております。