分譲マンションの選び方ガイド

過去に学ぶ住宅ローンのリスク

住宅ローンのリスクをやれ「金利リスク」や「将来の不確実性」などと説明されてもちょっとわかりにくいかもしれません。ここでは、日本や世界で実際にあった過去の住宅ローンにまつわるリスクについての実際のお話を分かりやすく説明していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

失敗しない分譲マンションの選び方

過去にあった、ハイリスク?な住宅ローンとその末路

ここでは、過去に存在した住宅ローンを紹介しています。これらは、現在では失敗した住宅ローンといわれています。将来にわたって返済できない人が急増したローンといいかえることもできます。
今現状で考えると「そんなローンよく組んだね」と思うかもしれませんが、そのローンが当時は大人気だったわけです。それだけ、将来というものを読むことは難しいという半面教師にしてもらえればと思います。

ゆとりローン(ゆとり返済)

ゆとりローンというものをご存知でしょうか?過去に住宅金融公庫(いわゆる公的住宅ローン)として誕生した住宅ローンです。平成4年に販売されたものです。ローンの内容は二段階型の金利による住宅ローンで、いわゆる日本型の雇用体系である「終身雇用」「年功序列」の賃金体系に基づいたローンです。結果からいうと、このローンを利用した人の破綻が急増し平成12年に廃止されました。

サブプライムローン

サブプライムローンは、世界同時不況の引き金ともなったローンです。日本で行われたローンではありません。サブプライムローンというのは、簡単に説明すると信用力が低い人に対するローンという意味になります。米国では地価上昇+サブプライムローンによって住宅市場の活況が生み出されたわけですが、最終的なバブル崩壊によって世界経済全体が大打撃を受けることになりました。