分譲マンションの選び方ガイド

ステップ1:マンションの買い時を分析

バブル期だろうが、不況期だろうが、いつでもマンションは買い時です。また、ライフステージに変化があるときもいつでもマンションは買い時です。でも、あなたにとって本当の買い時はいつなのでしょうか?ここでは、自分がいつマンションを購入すべきなのか?という買い時を知ります。

失敗しない分譲マンションの選び方

マンションはいつでも買い時??

いわゆるバブル期にマンションを買いにいくと、「今これだけ値段(マンション価格)が上がっています。今後もますます値段が上がることが予想されます。今が買い時ですよ!」といわれます。また、不況期にマンションを買いにいくと、「不景気の今がチャンス、バブル期には4000万円もしたマンションがなんと3000万円で買えますよ!今が買い時です」といわれます。

また、結婚(二人暮らしですね。マンションどうですか?)、出産(今のお部屋じゃ手狭ですよね。マンションどうですか?)、子供の小学校入学(学区のよいマンションはどうですか?)、子供が独立(大きなお部屋からコンパクトな高品質マンションにしませんか?)などのように、マンションはセールスする側から見ればいつでも買い時になってしまいます。

つまり、マンションの買い時というものは、あなたが本当に必要としているときが買い時であるといえます。

じゃあ、金銭的な面でお買い得な時期はいつなのか?という点に絞ってみます。

買い時のポイントは「価格」「金利」「税制・優遇措置」の3つ

マンション購入におけるお買い得かどうかのポイントは大きく上の三つにあります。

  1. マンション価格
    マンション価格は好景気の時期には高くなります。逆に不景気になるとどうしても安くなります。これを考えると不景気の時期がもっともマンションがお買い得ということになります。現に2009年、2010年は世界的な不況に伴い、多くのマンションが売れ残り、アウトレットマンションという言葉が流行したようにマンション価格は下落しました。
  2. 金利
    マンションを現金で買う場合にポイントに入りませんが、住宅ローンを組む場合には非常に重要です。仮に35年ローンで2000万円の住宅ローンを組んだ場合、1%と2%ではなんと総支払額には400万円もの差が生まれます(元利金等返済の場合)。2010年は「住信SBIネット銀行」の住宅ローンで1%を割り込む金利のローンが販売されるなど金利面でも非常に優遇されています。
  3. 税制・優遇措置
    不動産に対する税制はマンション購入における重要な要素です。そして、これらは景気浮揚(景気対策)という面から大幅に軽減・優遇されています。2010年度であれば、10年間の間、ローンの残債(残りの借金額)の1.0~1.2%が毎年控除されます(住宅ローン減税とは)。さらに、2010年度からは「住宅版エコポイント制度」もスタートしており、今後適用住宅が登場するでしょう。

以上の点から、全体的に見れば2010年の分譲マンション市場は買い時と判断できると思います。ただし、2010年のマンション市場が本当に買い時だったかどうかについては5年後、10年後になってみないと分からないというところもあります。ただし、過去10年、20年との比較という面では2010年のマンションは恵まれている環境といえます。

分譲マンション購入の準備・流れ

1.マンションの買い時を分析
2.資金計画を立てる
3.希望の住まいを考える
4.物件を探す(モデルルーム見学)
5.物件購入の為の手続き